日本語教師(常勤・非常勤)を募集します

学校名学校法人柴永国際学園 JET日本語学校
勤務地〒114-0023 東京都北区滝野川7-8-9
JR埼京線「板橋」東口から徒歩1分、(JR「新宿」から8分、JR「池袋」の隣です。)
都営三田線「新板橋」徒歩5分、東武東上線「下板橋」徒歩5分
採用条件4大卒以上で、以下のいずれかに該当する方。(経験は問いません。熱意ある方を歓迎します。)
(1)登録日本語教員(国家資格)である方
(2)日本語教師養成講座420時間の修了者(修了見込みの方)
(3)日本語教育に関する主専攻・副専攻の修了者(修了見込みの方)
(4)日本語教育能力検定試験合格者
採用人数①常勤 若干名   ➁非常勤 若干名
勤務形態①常勤
・月曜日~金曜日(土・日・祝日は休み) 9:00~17:00 (休憩1時間含む)
・担当授業時間16~20コマ/週程度
・夏期休暇、年末年始休暇、有給休暇(勤続半年以上で時間単位で取得可)、慶弔休暇など
・研修制度有(授業見学、実践指導、教案チェックなどを経験年数等に応じて3ヶ月程度実施します。)
・外部研修等に参加の際、参加費補助あり。
➁非常勤
・週2日以上 1コマは50分 4コマ~6コマ/日
 (2コマの時間帯は9:00~10:45、10:55~12:40、14:00~15:45で、いずれも途中5分休憩有)
・研修制度有(授業見学、実践指導、教案チェックなどを経験年数等に応じて3ヶ月程度実施します。)
・常勤への登用有。希望により海外の提携校(台湾、マレーシア等)に紹介します。
・外部研修等に参加の際、参加費補助あり。
待遇①常勤
・基本給/約25万円~(経験者優遇。昇給有。)
・通勤手当/定期代支給(上限3万円) ・扶養手当/1万円~ ・職務手当/1万円~
・賞与/年2回
・私学共済(社会保険)加入 ・雇用保険 ・労災保険 ・定期健診 ・退職金制度有・育児介護休業制度有
➁非常勤
・4,000~5,900円(2コマ100分)・未経験者は初年度3,500円~ 昇給あり
・特別手当あり。
・担任手当(10,000円~/月)、会議・行事手当(3,000円~/回)
・交通費一日1,500円まで支給
応募方法・履歴書(写真貼付)をメールまたは郵送にてお送りください。
・書類選考後、面接と模擬授業を行います。
・学校見学後にお申し込みいただいても結構です。(HPより予約できます。)
締切日2026年10月期よりご勤務の場合  2026年9月12日(金)
ただし決まり次第終了します。
採用日程・一次審査(面接)と二次審査(模擬授業)を実施します。
連絡先住所:〒114-0023 東京都北区滝野川7-8-9 電話番号:03-3916-2101
メールアドレス:info@jet.ac.jp ホームページ:http://jet.ac.jp/   担当者:とくい・山口
校長から
メッセージ
学校法人として30年の歴史があり、安定した職場です。全日制の課程ですので、アルバイトをする学生は少なく、ほとんどが勉強に専念する学生(台湾等)です。アクティビティも数多く実施しています。定員150名、1クラス平均15名で家庭的な雰囲気です。(定員を拡大する予定はありません。)現在、常勤6名と非常勤11名が勤務しています。
校長 山口 閑子
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「JETは、どんな学校ですか?」

山口校長に聞く、職場としてのJET日本語学校

—JETには学生と先生が何人いますか?

定員が150人の小規模校ですが、毎年4月期に約120人、10月期には定員いっぱいになります。教師は専任が6人、非常勤が11人います。この他、数学・理科の教師が3人います。

—学生の出身国は主にどこですか?

約半数が台湾です。あとはインドネシア、香港、マレーシア、タイなどです。

—JETのユニークなところは?

日本語学校としては数少ない全日制のカリキュラムで、年間880~1000時間以上の授業を行うことです。そして、授業以外に、大学生や地域との交流、日本文化体験など、数えきれないほど多くの課外活動があることです。

—まさに「よく遊び、よく学べ」ですね。

ですから、アルバイトをする時間はほとんどありません。「進学クラス」では受験勉強に集中してもらうため、アルバイトは禁止しています。

—専任の先生方の仕事について教えてください。

私たちの学校では伝統的に、専任教師は授業(週10~20コマ)以外に、教務や校務の仕事を手分けして担当します。進学指導、就職指導、入管業務、学校行事やアクティビティなどの他、時には海外の留学フェアに出張参加もします。これは、学生理解にも大変役立つからです。学生やそのご家族がどんな思いで日本留学を決心し、日本語を何に役立てようとしているのかを、教師が深く理解することは、学生と教師の信頼関係を強固にし、より良い授業、より良いクラス運営につながります。

—JETが求める教師像とは何ですか?

元校長の金美齢先生(現・名誉理事長)は常々私たちに、「教師はその全存在が問われる」とおっしゃっていました。駆け出しの新米教師でも誠心誠意、一生懸命に授業をすれば、たとえ知識や技術が追いつかなくても学生たちはついてきます。逆にベテラン教師が慢心して手を抜いてしまったら、学生は瞬時に見抜き、信頼を失うことでしょう。教師は常に成長し続けようとする存在でなければなりません。
また、親元を離れ、慣れない外国で自らの目標を達成しようと頑張る留学生たちには、温かく見守り寄り添いつつも、「教育」に携わる者として、時に厳しく接する態度も求められます。

—授業で大切にしていることは?

JETの先生方には、自分の特性や個性を十分に発揮し、活きた授業をしてもらいたいと考えています。もちろん、学校として最低限の約束事はありますが、「〇〇メソッド」のような画一的な教え方を要求することはありません。同じ学習内容であっても、先生によってアプローチの仕方に違いがあっていいのです。その創意工夫が活きた授業をつくるからです。

そのように多様性を尊重する考え方がJETには創立当初からあって、時間割(教師のシフト)の組み方も独特です。1クラスを基本的に4人の教師が受け持つのですが、一日に4~7コマある授業を、2コマ単位(50分×2)で教師が交代します。学生から見ると、一日に複数の先生の授業を受けることで、多様な日本語の言葉遣いに触れることになります。また新鮮な気分にもなりますから、授業への集中度も増します。

—定員を増やす予定はありますか?

ありません。私たちは教育の質をさらに高めてゆきたいと思っています。量より質、という考え方です。150人というのは、教師が学生全員の顔と名前を一致させられる限界だと思います。今後も、「いま、ここにいる」学生を大切にし、一人一人が満足するような教育を心掛けてゆくつもりです。

—今回の求人の理由は何ですか?

定員150人に対して法規上必要な教員数は8人(うち専任が4人)なのですが、JETはそれを2倍近く上回る体制となっています。しかし、そろそろ定年を迎える先生(まだまだ元気なのですが)が数名おり、将来のJETを担ってくれる先生を今からゆっくり育ててゆきたいと考えています。

JETでは経験豊かな先輩たちから多くのことを学んでいただけます。また、学生たちから学ぶこともいっぱいある職場です。教師がいろいろな面で成長できる場でありたいと思っています。

JETの現役の先生たちからのメッセージ

JETに入職1~7年目の先生方にインタビューしました。

どうしてJETで教えたいと思ったか?

〇JETに入職する前、教育実習は1000人以上が在籍する大規模校だったのですが、専任の教師であっても学生全体の様子を把握できていないのではないかと思いました。やはり小規模校がいいと思ってJETを選びました。

〇授業で日本語を教えるだけでなく、地域との交流や、大学生との交流にも関わることで、学生には「第3の居場所」をつくってあげたいという思いがありました。JETではまさにその担当をさせてもらっています。

〇宿題や小テストなどきちんと課す、厳しい学校だという話を聞いていました。また、マニュアル化された教授法を強いられることなく、どのように教えるかは一人一人の教師に委ねられている自由度があり、チャレンジを受け入れてくれる校風が良いと思いました。

〇求人に応募する前から、HPからJET通信を読んでいたのですが、授業時数の多さに加え、地域交流や大学生との交流イベントが多く、人間力を育む学校という印象を持ちました。

〇規模が小さく、学生との意思疎通がしやすい、多国籍の日本語学校を探していました。

〇日本語教師養成学校の先生が、学生の質が高い学校だとJETを紹介してくださいました。実際、授業見学をさせて頂いた時、学生が礼儀正しく、そして生き生きと授業に参加しているのを見て、魅力を感じました。

〇学校見学会の時、校内を案内してくださった先生が、廊下でたまたますれ違った学生に声をかけてくださいました。その学生はJETがどんな学校かを教えてくれましたが、印象的だったのはその日本語力でした。JETの教育水準の高さを感じ、ここで教えてみたいと思いました。

〇前任校の同僚が、全日制で授業数が多く、台湾の学生が多い学校だとJETを紹介してくれました。学習意欲が高い学生が集まっていると思い、まずは学校見学会に参加しました。(その同僚はJETの関係者ではありませんでした。)

〇もともとボランティアをやっていたので、地域とつながっている日本語学校であることに魅力を感じました。北区の日本語教室で教えている山口校長先生との出会いがきっかけです。

〇JETは学生の成績が良いという評判は聞いていたのですが、HPでJET通信を読むと、卒業生との親交が長く続いている記事が多くあり、学生たちから信頼されている学校なのだと思いました。

これから日本語教師を目指す人へ

〇経験が浅く、教えるための知識や技術が未熟であっても、大切なのは誠実さだと思います。教師としてというより、人として学習者と向き合っているという自覚を、私は持ち続けたいです。

〇人が好きであること、日本が好きであることが日本語教師の必要条件だと思っています。お互いの文化の違いを理解し、尊重し、配慮する教師でありたいと肝に銘じています。

〇日本語教師は「誰にでもなれる」わけではなく、常に研鑽が必要です。学校によっては、決まったやり方どおりに教えればいい(誰でも教えられる)というところもありますが、それでは成長は見込めないでしょう。

〇私は、質の高い学生に、質の高い教育をしたいと思っています。そのためには自己研鑽が必要です。教師歴20年以上の大先輩でも、試行錯誤しながら今も授業の質を追求している姿を見て、見習いたいと思います。

〇日本語教師は常に勉強しなければならない職業ですが、見方を変えれば、ずっと学び続けることができ、向上し続けることができる、やりがいのある職業です。

〇日本語を知りたい学生と、日本語を分かってもらおうとする教師の真剣な気持ちがぶつかり合うところが日本語教師の魅力です。

〇プロの日本語教師もボランティアも助けたい相手は同じだし、目指す方向は同じだと思います。ボランティアで活躍している方も、プロの教師を目指すことで、日本語の素晴らしさを再発見できると思います。