追悼 安倍晋三 元首相

安倍元首相の無念の訃報に接し、深い哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。

学校法人 柴永国際学園
JET日本語学校
名誉理事長 金 美 齢
理 事 長 越野 充博

安倍元首相は、日本語教育や日本文化の普及にたいへん深いご理解を示してくださいました。金美齢叙勲とJET創立30周年の祝賀会で。(2018年2月)

クールジャパン推進会議では、金美齢が日本のスイーツ展の台湾開催を提案し、実現されました。(2013年)


日本の首相が毎年交代を繰り返すなか、混迷の挙句に起きた2011年の大震災。
第二次安倍内閣は、多くの日本人が傷つき、自信を失いかけていたときに登場しました。

学生募集のためにたびたび東南アジア諸国に出張してきましたが、安倍さんが2012年12月に首相になってからは、海外の若者たちの日本に対する見方が変わってきたように思います。

「日本を取り戻す」

安倍さんは、日本人が忘れかけていた日本の伝統美から、最新の若者文化に至るまで、実に精力的に、実に効果的に発信を続けてこられました。
安倍さんは、海外で日本の魅力をかつてないほど高め、広めてくれた立役者でした。

親日家が増えることで、わたしたち日本人は自信や誇りを取り戻していったのではないでしょうか。

世界中に、日本が大好きな若者が増え、日本語を勉強したいという若者が増える。
その若者たちが様々なかたちで日本を応援してくれる。
2011年の震災後にインドネシアの大学生たちが「日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ」と歌った曲『桜よ』は、安倍首相の所信表明演説で紹介され、日本を勇気づけてくれました。

いまわが校の教師たちの携帯には、安倍さんの死を悼む卒業生たちからのメッセージが絶えません。
JET日本語学校は、教職員一同、安倍元首相に心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。

学校法人 JET日本語学校
専務理事 井上 靖夫
校  長 山口 閑子